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④才能への怠慢

人を惹きつけるような曲。 それは、 「圧倒的な才能」 と、 「作者自身の精神が深く沈むコト」 の反動によって生まれると僕は考えている。この2つの要素のどちらかがあれば良い曲が生まれ、両方が揃っていたら、そういう曲こそが人々の脳裏に焼き付き、一生忘れないようなモノになるとも、僕は考えている。 しかしながら精神が深く沈むコトなんて人によって、変わるし、全人類が同じモノサシで測れるものではないと思う。そういうところも含めて考え直すと、結局は 「辛いことを感じやすい才能」を含めた「才能」 という極めて悪趣味な2文字によって良い曲が作られてしまうことになり、なんだか間違っている気がする。 これはあくまで僕の考え方であり、正しいか間違っているかで言ったら九割九分間違っていると思うので、僕の言うコトについて皆さんは、馬耳東風の状態でいてほしい。  ◆ 僕は周囲の人々のおかげで幸福に生きていられている。何不自由ない生活を送ることができている。これは絶対に感謝すべきコトであるし、幸運などの一言では済ましてはいけないコトだと思う。 しかしながら僕は強欲で、傲慢で、浅慮しかしないような人間なので、いい曲を作れるようになる為に 「精神を深く沈ませたい=不幸になりたい」と思ってしまった 。これは今まで僕を支えてきてくれた方々に対して、とても失礼な考えだ。そして自分の能力の低さ・才能の無さを誤魔化す為の言い訳に過ぎない考えでもある。 ◆ 結局のところ僕は、御託を並べて努力や鍛錬といったものから逃亡を続けている穀潰しの逃亡犯だ。生まれ持った自分の性格をどうにかしたいとは思っているけれども、結局それは「思っているだけ」であり、そもそも直せるようなモノでも無いので、おそらくずっとこのままなんだろう。 それでも辞められないのが現実というモノだと思っているので、精々足搔いてみようと思う。願わくば、この宣言が口だけのソレにならないように。 読んでいただきありがとうございました。

【歌詞解説】寄リ道少女

 楽曲解説第一弾、「寄リ道少女」の解説を行います。 未視聴の方はこちらから見れます ♦ どうもHAPPY BOMBERです。ブログのコンテンツ拡充として歌詞解説を行っていこうと思います。今回は(2024/09/02)投稿の 「寄リ道少女/初音ミク」 という楽曲を、一番・二番・ラスサビに分けて解説していきます。 ※この曲の解説は人によっては気分が悪くなります。ご注意ください ♦ 一番を解説する前に、登場人物の二人の性格について記します。 【少女】 「夢見る少女」 という言葉から発想を得て、性格を決めていきました。  この子は進学するために上京してきた20歳あたりの女性です。遊びや娯楽の少ない田舎から東京に来たため、年よりも精神が幼く、 子供っぽい ところがあります。また都会への憧れも拗らせていたり、一人きりの生活に孤独を感じていたり、「白馬に跨った王子様が向かえに来る」や「妖精さんに誘われて子供の国へ行く」みたいな空想を未だに持っていたりします。可愛いですね。 【妖精】 こいつは20~25くらいの男性です。 都会生まれ都会育ちの悪辣ナンパ師 です。そしてこいつは忌むべき巨悪です。反吐が出るようなゲスです。 少女から見たら、自分がしたことが無かった体験(夜更かしや性行為)をさせてくれて、正に少女の求めていた妖精のような存在でした。ですが、それはあくまで「少女から見たら」です。後述しますが、 こいつのやったことを傍からみたら妖精なんて呼べません 。ただ、彼にもこう成らざるをえないバックグラウンドがありました。(以下妖精は男と記します。) これで性格の紹介は終わりです。ここから歌詞解説に入っていきます。 ♦ まずは一番です。 【一番の歌詞】 この曲の歌詞は 少女の視点 がメインになっています。 Aメロでは少女が夕方、帰宅していると、 「羽を持った妖精(男、ナンパ師)」 が「寄り道しない?」と話しかけてくる場面から始まります。ここでいう羽とは、男にあって少女にないもの、つまり 「自由や都会らしさ」 です。性格紹介でも記しましたが、少女は田舎で育ったので都会への憧れを拗らせています。そんな彼女の前にキラキラとしたシティボーイが出てきたら、少女は当然ついていくでしょう。  そして彼女らは、墓石の様な形をしたビルが立ち並ぶ、 コンクリートで舗装された栄えた道 を抜けていき、やがて